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慶應大学で、自身の学び直しについてお話ししてきました

  • 執筆者の写真: Keiko
    Keiko
  • 5月23日
  • 読了時間: 2分

先日、所属する慶應義塾大学において、博士後期課程支援プログラム「Keio SPRING」の一環として行われている講演会の依頼を受けて、自分自身のキャリアに関するお話をしてきました。

今回の講演は、一般的な「キャリア形成」や「研究業績」の話ではなく、私自身のライフヒストリーをもとに、「人生の転機と学び直し」についてお話しする内容でした。タイトルは「ライフイベントとキャリア転換:出産・育児経験からの学び直し」です。


近年、博士課程への進学支援は少しずつ充実してきていますが、特に文系分野では、社会人経験を経て博士課程を目指す人はまだ多いとは言えません。また、出産・育児などのライフイベントを経験しながら研究を続けるロールモデルも限られています。今回は、学部生、修士課程の学生、他研究科の博士課程の方々などを対象に、「思い通りにならない人生の中で、どのように学び直しやキャリア転換を行ってきたのか」を率直にお話ししました。


講演では、20代の学生・公務員時代から始まり、結婚、転居、出産、NICUでの経験、育児、子どもの成長、不登校や学びの問題への関心、そして現在の研究や実践活動へと至るまでを振り返りました。


特に、超低出生体重児として生まれた子どものNICU通院や、その後の子育ての経験は、自分自身の価値観や「学び」に対する考え方を大きく変える出来事でした。予定通りに進まない日々の中で、「今できることを積み重ねること」や、「社会の中に多様な学びの場が必要であること」を実感するようになりました。


現在取り組んでいる、不登校やホームスクーリング、公立図書館による学習支援などの研究テーマも、こうした人生経験と深くつながっています。研究と実践、そして個人としての経験は、決して切り離されたものではないのだと改めて感じています。


講演後には、研究の方向性、ライフイベントとの両立について、多くの方から感想や質問をいただきました。特に、「いったん社会人になっても大学院に戻って来られるんだと思えた」「同じ子どもと仕事を持ちながら博士課程に進んだことは間違いなかったと勇気をもらえた」という声に私もとてもうれしく思いました。


人生は思い通りにいかないことも多いですが、その経験が後になって、自分自身の研究や誰かへの支援につながることもあります。今回の講演が、これから進路や研究について考える方々にとって、少しでも参考になれば嬉しく思います。

 
 
 

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