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コミュニケーション能力について考えたこと

  • 執筆者の写真: Karin
    Karin
  • 8月30日
  • 読了時間: 3分

不登校の子どもたちと関わっていると、コミュニケーションに難しさを感じている子をよく見かけます。


どのくらいの距離感で人と接したらよいのか。どこまでなら「ふざけている」「じゃれている」で済むのか。どこからが相手を傷つける言葉になるのか。

でも、考えてみると、これは子どもだけの問題ではありません。大人にとっても、人との距離感を測ることは意外と難しいものです。


私自身、一つの目安になるのではないかと思っているのが、**「その人と自分との間に、どのくらいの信頼関係ができているか」**ということです。

相手が上司であっても、友達であっても、生徒であっても、部下であっても、肩書きや立場だけで「ここまでなら言ってよい」と決められるものではありません。同じ言葉でも、長い時間をかけて信頼関係を築いてきた相手に言われるのと、知り合ったばかりの相手に言われるのとでは、受け取り方はずいぶん違います。

だから、何を言ってよいのか、どこまで踏み込んでよいのかを考えるときには、**「私はこの人と、どのくらいの関係を築けているだろう」**と考えてみることが、一つの判断材料になるのではないかと思います。


もちろん、その信頼関係がどの程度育っているのかを見極めること自体が難しいのですが。


一方で、相手のことを気にしすぎて、言いたいことを何も言えなくなってしまうのも違うように思います。コミュニケーションに「絶対に失敗しない方法」は、おそらくありません。どんなに気をつけていても、言いすぎてしまったり、冗談のつもりが相手を傷つけてしまったりすることはあります。


だからこそ、失敗しないことだけではなく、失敗した後にどうするかもコミュニケーション能力の一つなのかもしれません。

「あ、今の言い方はよくなかったな」と思ったら、すぐに謝る。相手の様子がいつもと違ったら、「さっきの言い方、大丈夫だった?」と聞いてみる。人間関係が少しこじれそうになったときに、そのままにせず修復しようとする。

そうした力も、人と関わっていくうえでは大切なのだと思います。


「コミュニケーション能力」というと、話が上手なことや、誰とでも仲良くできることを思い浮かべがちです。でも、本当はそれだけではなく、相手との関係を見ながら距離を調整したり、ときには失敗した関係を修復したりする力まで含まれるのかもしれません。


子どもも大人も、コミュニケーションは難しい。

だから、「上手に話せるようになる」ことだけを目指すのではなく、人との関係の中で失敗したり、考えたり、やり直したりする経験そのものが大切なのではないか。

最近、そんなことを考えています。

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